秋の終わりに降る雪

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秋の終わりに降る雪は特別だ。
いくら歳を重ねても感動を呼び起こす。
茶色と緑だった大地が深々と雪で白く染まっていく。
空を見上げると無限のようにいくらでも雪が降ってくる。
雪は何度も何度も大地にぶち当たって消えてしまうのだが、いくらでも雪はやって来るのでそのうちに大地もあきらめてしまって茶色と緑を手放す。

ああ秋も終わったと思う。
長い冬がまた始まるんだと思う。
冬は寒い。冬は太陽が弱々しい。
冬は積もった雪が邪魔。
冬は概して長い。
そして冬は白い。

秋の終わりに降る雪はいつまでも眺めていたいと思う。
空から雪が落ちてくる無限と大地で解けていく無限。
無限と無限が重なってもやはり時は有限。
確実に白く寒く長い冬はやってくる。